ハイドロキノンはメラニンの生産を抑制する医薬品
皮膚の基底層に沈着したメラノサイトはチロシナーゼ効果と言って、メラニンを生成するのですがハイドロキノンは、その細胞を弱らせる事でシミが出来る事を抑えます。
過剰に増えてしまったメラニンを減らす効果もあるので、気になる部分をケアする場合にも有効です。結果として美白効果も大きい物となります。
ちなみに、一般的な美白成分の100倍もの強力な効果があるという事でも知られています。その結果、現在では全世界でハイドロキノンは美白成分として使用されるに至りました。
紫外線によるシミやソバカスを始め、ニキビや傷と言った怪我が原因のシミだったり、30代後半女性が悩まされる事が多い肝斑等にも高い効果を発揮します。
トレチノインは肌のメラニンの排出を促進する医薬品
トレチノインは正式にはオールトランスレチノイン酸と言って、肌のターンオーバーの期間を促進させる効果を持ちます。
肌は2ヶ月毎に新しい肌に入れ替わるのですが、その時に通常は肌にたまったメラニンも排除されます。そしてトレチノインは肌の細胞の分化をハイペースにする為、年齢と共に遅くなる肌のターンオーバーを補ってくれるという点で大きいメリットがあります。
同じく強力な美白成分であるハイドロキノンと併用する事で、多くのシミトラブルに適応可能である事もポイントです。
ただし、何方の成分も主に皮膚の浅い所を的に絞った物で、真皮や脂肪組織といった深い部分にあるシミには効果がありません。こっちをどうにかしたい場合には、レーザー治療等他の選択肢を検討する事になります。
ハイドロキノンとトレチノインを併用すると新しいメラニンを抑制しながら素早く除去できる
ハイドロキノンはメラニンの生産を抑制しつつ、過剰なメラニンを減らす効果があり、トレイチンは肌のターンオーバーを促進します。
これら2種類の薬効は異なる仕組みですが、2種類の美白効果の相乗効果の効果はとても大きく、皮膚の浅い所のシミ問題には非常に重宝する事になります。シミだけではなく、傷跡やニキビにも対応可能な事も大きいポイントです。
ただし、使用には注意点もあり、ニキビやシワの改善に使う場合は低濃度の0.05%、シミの漂白を目的とする場合は4%で使うと考えて下さい。
強い薬品であり、用法を守らないとレチノイド皮膚炎と言ってトレイチンを原因とする皮膚炎が出て来る場合も少なく無いです。
使用当初に見られる症状としては皮膚が赤くなって、肌が垢の様になってボロボロ落ちる事も珍しく無く、濃度の調整に失敗してしまうと肌のバリアが弱まるというデメリットが出て来る事になります。
ちなみに、もしも皮膚炎になってしまった場合には、薬の使用は中止して医師の診断を受ける様にして下さい。
2種類の医薬品を使う関係、注意点も増える
まず肌への刺激がどっちも強い医薬品なので、濃度に注意する事が基本になります。
一般的には市販品のハイドロキノンは2%以下の濃度であり、それ以上の濃度の物は病院処方でもらう物です。ちなみに5%以上の濃度は発がん性物質扱いになる事も重要なポイントになります。
また、ハイドロキノンの長期間使用は避ける様にして下さい。皮膚の変色が発生する事があり、美白以前に新手の肌問題の発生を呼び込んでしまいます。必要な時に容量を守って、少しだけ使うのがベストです。
出来れば、使用量をある程度計算しやすい単品使い切りの製品等を使って、使用コントロールがしやすい様にしておく事が理想と思って下さい。
これ以外にも、ハイドロキノンは保存方法にも注意が必要となり、酸化しやすいですので紫外線対策を兼ねて使用後は冷蔵庫や寒めの暗室等に保管する事が鉄則となります。何もせずに放置した場合は、他にはハイドロキノンはそのまま放置したままだと、酸化が極まって茶色になりますが、その場合は使わないしで廃棄する事を心掛けて下さい。
それを皮膚に浸かってしまうと、肌への刺激がとても強くなって、皮膚炎の原因になってしまう様な事が少なく無いです。
自分のペースで簡単に治療が出来る事が大きいメリットですが、それも基礎あっての事なので注意点は必ず確認しておく事をお勧めします。
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