トレチノインの基本的な使い方は、1日1回、就寝前に塗る
トレチノインの基本的な使い方についてですが、1日1回就寝前の夜のスキンケア時に使用します。使用期間は2～6週間で、最大8週間です。シミの患部のみに適量を使うというのが重要なポイントとなります。
トレチノインはターンオーバーを促進させる働きを持つビタミンA誘導体成分で、ハイドロキノンと併用するのが一般的です。
ハイドロキノンは強力な漂白作用を持つ美白成分で、老人性色素斑や肝斑や炎症後色素沈着などのシミを消したり薄くしたりする働きがあります。
トレチノインでターンオーバーを促しながらハイドロキノンでシミにアプローチすると、それぞれの相乗効果により効率良くスピーディーにシミを改善させることが出来ます。セットで使用することで強力なパワーを発揮します。
トレチノインは化粧水を塗ったあとに使う
トレチノインを使用する際の順番についてですが、塗るタイミングは化粧水で肌を整えた直後です。
まず最初にクレンジングと洗顔でメイク汚れや古い角質や皮脂汚れをしっかりと落とし、その後化粧水で肌を整えます。ビタミンC誘導体配合の化粧水を使用するのがおすすめです。
化粧水をつけた後にトレチノインを幹部のみに丁寧に塗り込み、その後にハイドロキノンを馴染ませます。ハイドロキノンは、患部の周りまでしっかりと塗りこみます。
少し時間を置いてから保湿ケアを行い、日焼け止めを塗って化粧をするという流れです。
順番を間違えると思うような効果を実感することが出来ませんので、正しい順番で一つ一つの工程を丁寧に行うことを心がけましょう。
トレチノインを安心して使うための注意点
トレチノインは高い効果が得られる成分ですので、それ故に刺激も強めです。安心して使うためにも安全面への配慮が必要不可欠ですし、妊婦さんや授乳中の女性は使用することが出来ません。
乾燥肌や傷がある肌や日焼けした肌や敏感肌に使用すると、症状が悪化してしまったり炎症が出てしまうリスクがありますので、肌のコンディションを確認しながら注意して使用すべきです。
アレルギー体質で超敏感肌の方は、顔以外の目立たない部分でパッチテストを行ってから使用するのが安全で安心です。目や鼻などの粘膜へ使わない、幹部以外に使わないというのも心がけるべきポイントです。
保管方法についてですが、トレチノインは温度の影響を受けやすく劣化も早いので、冷蔵庫で保管して1ヶ月以内に使い切るというのが鉄則です。熱に弱いという性質を持っていますので、直射日光が当たる場所や火の近くに置くのは絶対に避けましょう。
小さな子どもがいる家庭においては、子どもが触れないようにするための対策も必要です。
